シングルは直接外気と触れてしまう為、熱伝導や赤外線による火災の危険は有ります。外に出した部分が冷やされて煤やタールが付きやすく詰まりやすいのも事実です。
しかし煙突自体の重量が軽い為、慣れれば脚立に上って一人で交換出来たり建物からの支持や煙突下の支えもそれほど厳重にしなくても良いのでDIYで施工する事も出来ます。
一般的には2重の断熱材入り煙突を推奨する所がほとんどで、やはり性能はシングル煙突の比ではありませんが、それしかダメかと言うとそんな簡単な話ではありません。
確かに性能は良いのですが重量が重く御値段も高価です。しかも性能が良いがゆえに、たまに「煙突掃除がいらない」とか言う人がいますが、それは全くの間違いです。よほどつまらない限りそれなりに燃えてくれますが、気がついた頃には煙道火災と言う怖い話もあります。
また、重いと言う事は重量に対してしっかりした施工が必要となるため、ほとんどが専門業者にやってもらう事になります。
煙突を選ぶ上で大事なのは自分がどの程度やれるかです。自分でやる自信が無いとか、面倒な場合は2重煙突が良いでしょう。